Regional Revitalization地域創生

地域創生への取り組み~ 想いを受け継ぎ、未来へつなぐ ~

当社は、地域に根ざした価値ある事業を次世代へとつなぐ「地域創生」の一環として、事業承継・再構築に取り組んでいます。
高齢化などを理由に事業継続が困難となった店舗や施設について、オーナー様の想いや地域の声を尊重しながら、物件や名称を引き継ぎ、丁寧に再構築を行って参りました。基本的な事業内容や地域に根付いたサービスは大切に継承しつつ、時代の変化やニーズに応じてリニューアルや機能の見直しも行い、新たな価値を生み出しています。
こうした取り組みを通じて、地域に必要とされる事業や場所を未来へと繋ぎ、雇用や人の流れを生み出すことで、持続可能な地域社会の実現を目指しています。

農地を活用したい方や、使われていないビニールハウスの有効活用についてお悩みの方など、多くのお問い合わせをいただいております。
これまでの事業経験や地域でのネットワークを活かし、最適な活用方法をご提案いたします。

地域創生 事業実績

農園再生による地域資源の活用と
観光体験の創造~ 観光と農業をつなぐ新たなかたち ~

埼玉県加須市

地域の遊休農地や資源を活用し、観光と一次産業を結びつける取り組みを推進しています。
その一環として、かつて梨農園として利用されていた土地をお借りし、いちご農園として再生。あわせて、訪れるお客様がゆったりと過ごせるデッキスペースも造成しました。
このいちご農園は、当社のvipツアーの仕入れ先としても活用しており、「体験」と「食」の両面で地域の魅力を直接お客様に届ける拠点となっています。

またここは単なる観光農園ではなく、お客様が求める「食」「遊び」「体験」といったニーズを実際に試し、ビジネスの可能性を検証する“実験場”としての役割も担っています。お客様のリアルな反応をもとに、今後の地域ビジネスや観光サービスのヒントを見つけ出し、それを他地域や他施設へと展開・応用しています。
遊休農地を再活用し、地域の農業・観光・食文化を融合させることで、持続可能な地域モデルを築くとともに、新たな魅力づくりを通じて地方創生に貢献しています。

  • 2021年7月に農業法人を設立
  • 2022年12月にいちご農園オープン 高設栽培2,160m²
  • 2022年12月~2023年5月までいちご狩り
    1年目はいちご狩りとインバウンドツアーの車内販売
  • 2023年12月~2024年5月までいちご狩り
    2年目はインバウンドツアーの車内販売を多めにツアーは少なくする。デッキでBBQ販売検討。
  • 2024年11月~現在いちご狩り
    3年目は個人客にシフト。ツアー販売よりも個人客、ギフト販売へ転換・BBQエリアを当社のツアーの昼食場所として使用開始。

地域の魅力を未来へつなぐ~ 河口湖クラフトパークと白滝旅館の再生 ~

山梨県南都留郡富士河口湖町

かつて多くの観光客で賑わっていた「河口湖クラフトパーク」が閉業の危機にあった際、当社代表・田倉がレストラン物件を探していたことをきっかけに、施設の再活用を決意。
そば打ち体験コーナーはカフェへとリニューアルしつつも、クラフト体験コーナーはそのままの形で受け継ぎ、地域のものづくり文化を未来へと繋いでいます。
また、クラフトパーク裏に位置する「白滝旅館」は、オーナーの高齢化により売却されることとなり、当社が2024年7月に土地と建物を取得。2025年7月の開業を目指し、改装を進めています。旅館の名称もそのまま継承し、昼食だけでなく宿泊にも対応することで、観光客の滞在時間の延長と地域経済への貢献を図ります。 このような取り組みを通じて、地域の歴史や魅力を守りながら、新たな価値を創出し、持続可能な地域づくりに貢献して参ります。

歴史と文化を未来へつなぐ~ 京都・町屋の再生 ~

京都府京都市

西陣織で有名な京都の西陣エリア。豊臣秀吉の金の城と称された<聚楽第>跡地に佇む、築100年以上の由緒ある町家を再生し、京都の歴史と文化を現代に蘇らせました。
長らく空き家となっていたこの町家は、30年もの歳月を経て、私たちの手で息を吹き返し、往時の柱や梁をそのままに残すことで、歴史的建造物の価値を大切に守っています。
この再生された町家は、現在「京都食事処 わさび」として生まれ変わり、訪れる方々に神戸牛しゃぶしゃぶという特別な体験を提供しています。地域の魅力を発信しながら、観光資源としても活用されております。
さらに、当社はツアー会社として唯一、神戸肉流通推進協議会の正規加盟企業として認定されており、神戸牛を正規ルートで大量に仕入れ、自社加工を行うことで、質の高い神戸牛をリーズナブルな価格でお客様にご提供できる体制を整えています。
歴史的資源を生かした施設運営と、地域ブランド食材の魅力発信を通じて、当社はこれからも地域の価値を高める「地域創生」に積極的に取り組んで参ります。

世界遺産・白川郷での挑戦~ 地域と共に未来をつくる ~

岐阜県大野郡白川村

当初、白川郷エリアでのバス停設置を検討していたものの、地域の伝統と文化を守る強い意識から、地元自治体による受け入れは困難を極めました。
そんな中、地域内で長年観光業を営んできたオーナーが、高齢化と後継者不在により事業の譲渡を希望していることを知り、M&Aを通じて物件を借り受けるご縁をいただきました。現地での信頼関係を築いたことで、観光バスの乗り入れ許可を得ることができ、現在ではツアー専用のレストランと民宿を運営しています。
地域に深く根ざした事業を引き継ぐことで、観光客の受け入れ体制を強化するとともに、地域住民との信頼関係を育みながら、白川郷の魅力を次世代へと繋ぐ取り組みを進めています。
今後も、地域の文化や歴史を尊重しながら、持続可能な観光と地域活性化に貢献して参ります。

地域創生 事業計画

京都嵐山に新たな拠点を開設~ 地域資源の再活用と観光活性化へ ~

京都府京都市

京都・嵐山にある元レストランの建物を活かし、「京都わさび2号店」のオープンに向けた改装を進めています。この新店舗は、当社のバスツアー専用レストランとして、2025年5月に開業を予定しています。
京都を代表する観光地・嵐山の地に、かつての店舗資産を再活用することで、新たな地域の魅力づくりに貢献します。既存建物の利点を生かしながら、観光客の食体験をより豊かにする場として機能することを目指しています。
地下には広々とした厨房施設が備わっており、今後は神戸牛のブロック処理やスライスなどを行う「セントラルキッチン」としても活用予定です。これにより、品質管理の徹底と効率的な流通体制を実現しながら、地域の雇用創出や食産業の発展にもつながることを期待しています。
地域の歴史・観光資源・食文化を融合し、持続可能な形で地域全体の価値向上に貢献して参ります。

地域資源の新たな可能性に挑戦~ 養殖×食で未来をつくる ~

京都府亀岡市

約10年前に取得した土地を活用し、現在、バナメイエビの養殖場およびそれに併設するレストランの開業を計画しています。
このプロジェクトは、未活用だった土地に新たな価値を生み出すとともに、地域における水産業の新しいモデルを築くことを目的としています。養殖によって安定した供給体制を構築し、併設レストランでは「採れたてのエビをその場で味わえる」体験を提供することで、地産地消の魅力を発信して参ります。
地域に根ざした新たな産業として、雇用の創出や若者の地元定着、観光資源としての展開も視野に入れています。地域の自然環境と調和しながら、持続可能な食と観光の循環を生み出すことで、地方の未来を支える一助となることを目指しています。

農地を活用したい方や、使われていないビニールハウスの有効活用についてお悩みの方など、多くのお問い合わせをいただいております。
これまでの事業経験や地域でのネットワークを活かし、最適な活用方法をご提案いたします。