平成26年度の取り組みについて(平成26年4月~平成27年3月)
平成25年度に取り組んだ内容を統括・分析し、更なる安全性の向上を目指して取り組んでいきます。
「安全最優先」については、以前から株式会社 平成エンタープライズ経営トップの強い理念であり、事業経営の基本として考え進めてきております。これからも、輸送の安全を確保するために、以下の通り全社員が一丸となって取り組んでまいります。
Ⅰ 輸送の安全に関する方針
※社長方針
- 「安全性・正確性・迅速性・快適性・継続性」の5本の柱を基に無事故輸送サービスに努め皆様の信頼に応え広く社会貢献をして行きます。
- 輸送の安全に関する計画の策定、実行、チェック、改善(PDCA)を確実に実行し、安全対策を常に見直し、全役職員が一丸となって業務を遂行することにより、絶えず輸送の安全性の向上に努めます。また、輸送の安全に関する情報については、積極的に公表します。
Ⅱ 輸送の安全に関する目標
有責事故前年度実績30%減を目指します
Ⅲ 輸送の安全に関する重点施策
- 輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を持ち、関係法令及び安全管理規定に定められた事項を遵守します。
- 輸送の安全に関する費用支出及び投資を積極的かつ効率的に行うよう努めます。
- 輸送の安全に関する内部監査を行い、必要な是正措置または予防措置を講じます。
- 輸送の安全に関する教育及び研修に関する計画を策定し、これを実施します。
- 輸送の安全に関する情報の連絡体制を確立し、社内において必要な情報を共有します。
Ⅳ 輸送の安全に関する計画及び実施結果
- 安全に対する基本方針、安全目標・実施計画を全従業員に周知させ徹底する為に下記の事項について取り組んでいきます。
- ①全従業員を対象に第4期安全マネジメントの実施
- ②月に一度の交通安全強化日制定(毎月6日)
全社で事故0日を目指す、特に自転車・歩行者に対しての注意を十分に払う - ③社長召集研修会の実施
社長召集の研修会で全社員に対して安全に対する意識の統一を図った - ④社長以下役員による職場巡視
各種行事への参加、各営業所・各施設を巡視すると共に、安全意識の向上の為、現場とのコミュニケーションを図った - ⑤各種安全運動への取り組み
春・秋の全国交通安全運動
年末年始輸送安全総点検
Ⅴ 輸送の安全に関する教育及び研修・講習会の実施
- 運輸にかかわる幹部職員に対し法令改正等勉強会の実施(不定期)
- 運行管理者研修会の実施(毎月開催)
- 【内容】各営業所の運行管理者に対し法令改正等勉強会の実施、前月発生事故の状況・点呼状況確認
- 全乗務員を対象とした、年間指導計画に則った、月例講習会の実施
- 乗務員を対象とした安全大会及び交通安全講習会実施・学期末毎の交通安全講習会の実施
- 【内容】社外講師を招いての講習会の実施
- 月に一度の交通安全強化日の制定(毎月6日)
- 【内容】事故0日を目指す、特に自転車・歩行者に対しての注意を十分に払う
- 毎月事故惹起者研修会の実施(第3土曜日)
- 【内容】先月事故を誘発した運転士を対象として、全員で各自起こした事故をディスカッション形式で分析していく。危険予知なども取り入れる
- 新人運転士に対する教育
- 【内容①】教育センターにおいて、関係法令・社内規則・乗務員指導に国土交通省から指定された全項目を取り入れたカリキュラムを作成し、運転士として必要な基本研修(運転・接遇を含む)を実施
- 【内容②】NASVAにおいて、初任診断を受診し受診結果に基づく面談を実施
- 高齢運転士に対する教育
- 【内容】65歳に達した運転士に対し1年以内に適齢診断、加齢に伴う身体機能の低下について各種研修会で教育を実施
- 適性診断の受診とカウンセリング
- 初任診断・適齢診断のほか、社内に設置されたナスバネットを利用し、3年に1度適性診断の受診をさせ、また、事故多発者についてはNASVAの特定診断を受診、カウンセリングを受けている
※特定診断とは、通常『死者または負傷者が生じた事故を引き起こした者』が対象となる
- 初任診断・適齢診断のほか、社内に設置されたナスバネットを利用し、3年に1度適性診断の受診をさせ、また、事故多発者についてはNASVAの特定診断を受診、カウンセリングを受けている
- エコドライブの徹底
- エコドライブ10推奨のチラシを配布、エコドライブが事故削減に効果的で有る事を各種講習会で指導、実現できるよう教育をした
Ⅵ 輸送の安全に関する教育及び研修計画
- 乗務員教育指導計画を作成し、定期交通安全講習会(訓練等を含む)を実施(毎月実施)
- 運転士入社時には、運転士としての心構え・旅客の安全確保(安全マネジメント)・遵守事項・交通法令・整備点検・運転技術等の教育訓練を3日~5日実施
- 実車勤務になった後は適適に面談など実施し必要に応じてフォローアップ研修を導入
- 交通事故やクレーム発生の運転士に対して再発防止研修会の実施
Ⅶ 事故・災害などに関する報告連絡体制
事故速報及び報告書を受理した運行管理者は、運行部に速やかに報告し、重大事故に該当するものは速やかに取締役社長の決裁を得て、管轄運輸支局に報告する
Ⅷ 輸送に関する内部監査
輸送の安全に対する取り組みを確認するとともに、引き続き更なる改善に向けて助言をしていきます。
- 営業所に対する業務点検の実施(平成26年7月・8月予定)
- 営業所に対する内部監査の実施(平成26年11月・12月予定)
- 本社管理部門に対する内部監査の実施(平成27年2月~3月予定)
Ⅸ 輸送の安全に関する投資予算
- 安全に関する投資
- ①睡眠時無呼吸症候群検査(貸切・高速乗合者対象) ・・・・・・ 50万円
- ②はんよう薬物スクリーニング(貸切・高速乗合者対象) ・・・・・・ 100万円
- ③脳ドック(貸切・高速乗合者対象) ・・・・・・ 200万円
- ④デジタコ導入(100両予定) ・・・・・・ 3,000万円
- ⑤アルコールチェッカーの新機種導入 ・・・・・・ 100万円
- ⑥点呼システムの導入(本社営業所) ・・・・・・ 300万円
- ⑦適性診断(新人・3年目・6年目・9年目/65歳以上・事故惹起) ・・・・・・ 50万円
- 乗務員教育に関する投資
- ①新人教育にかかわる費用 ・・・・・・ 360万円
- ②乗務員・添乗員教育指導にかかわる費用 ・・・・・・ 800万円
- ③交通安全大会にかかわる費用 ・・・・・・ 400万円
合計 5,360万円